9月13日
今回は「台風に関する避難訓練」がテーマだったので、久しぶりに札幌市民防災センターへ行ってきました。せっかくの機会だったので、体験できるすべてのコーナーにチャレンジしてきました。
まずは「地震体験」からスタート!阪神・淡路大震災と同じ震度7の揺れを体験しました。
センターの方の説明をしっかり聞いていたこともあり、揺れの最中は誰も立ち上がらず、頭をクッションで守る姿勢を最後まで保つことができました。
事前の説明を覚え実行する力が育ってきている様子が見られました。

次は「暴風体験」です。3Dメガネをかけて、風速30m/sの強風を体験!
途中で帽子が飛ばされてしまう場面もありましたが、落ち着いて行動し、無理に取りに行かず、手すりにつかまって最後までしっかりと体験を終えることができました。普段と違う場面でも自分の行動をコントロールでき素敵でした🌪
「消火体験」では、プロジェクションマッピングの煙に向かって模擬消火器で消火活動を行いました🔥
小学三年生以上が対象の体験だったため、三年生以下の子どもたちは、後ろから静かに見学していましたが、「来年は自分も体験したい!」という声が聞かれ、意欲や見通しを持つ良いきっかけとなっていました。

「煙避難体験」では、体験後に自分たちの避難行動を映像で振り返ることができました。全員が低い姿勢で進めていた点はとても良かったのですが、「先頭の人が開けた2枚のドアを、後ろの人が知らないまま進んでしまった」という反省もありました。本来は先頭の人がドアを開けてドアの前に立ち、全員避難したのを確認してドアを閉めることが正しいと学びました。この体験から、「チームで避難する際の連携の大切さ」や、「自分の行動がまわりに与える影響」について考えることができました。

「災害バーチャル体験」では、津波・土砂災害・都市型水害の3D映像を体験ができます🌊
風や光の点滅などの臨場感のある演出に、子どもたちは真剣なまなざしでくいいるように映像を見ていました。
危険をリアルに感じ取ることで、災害に対する意識も自然と高まっていきます😊
ルームに戻ってからは、体験の振り返りを行い、ルーム内での避難ルートの確認や、台風に関するクイズにも挑戦しました。子どもたち同士でそれぞれが体験から得た気づきを共有し、今回の防災センターでの模擬体験を行うことで「自分の身を守るための正しい行動」について、実際の体験を通して学ぶことができました。
栄通ルームでは、「火災・地震・雷」などのさまざまな災害を想定した集団活動を取り入れ、子どもたちの危機対応力や判断力、自立に向けた力を育んでいます。
今後も、療育の一環として防災教育や訓練を大切にしながら、安心・安全な生活力を育てる活動を続けていきたいと思います。


